イヌと一緒にフェリーに乗りました

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こんにちは、ギェギョポンです。

2023年11月、うちのワンコを連れて茨城県の大洗から北海道の苫小牧までのフェリーに乗りました。飛行機より料金が高くて時間はかかりますが、ワンコとずっと一緒にいられて楽しい時間を過ごすことができました。ワンコも楽しかったようです。
この記事では、フェリーでどのように過ごしたかや、フェリーの部屋や施設などについてまとめました。

イヌと一緒にフェリーで快適な旅をしたいと考えている方に、この記事が参考になればと思います。

本文

概要

2023年11月、イヌを連れて、茨城県の大洗から北海道の苫小牧に向かうフェリーを利用しました。部屋は、イヌと一緒に入れるタイプを選びました。

このページでは、フェリーでどのように過ごしたかや、フェリーの部屋や設備について、ひととおりのことを大まかにまとめました。
詳細については、公式ウェブページがとても充実していますので、このページ内のリンクや「関連情報」を参照してください。

乗ったフェリーについて

フェリーを運営しているのは「商船三井さんふらわあ」です。
乗ったのは「夕方便」の「さんふらわあ ふらの」でした。大洗を19時45分に出て、翌日の13時30分に苫小牧に着きました
夕方便と深夜便ではいろいろと違っているようですので、深夜便の情報は、このページとは別に調べてみてください。

部屋の種類

全部の部屋にイヌが一緒に入れるわけではありません。イヌが一緒に入れる部屋(「スーペリアウィズペット」)は「スーペリアウィズペット オーシャンビュー(4名定員)」「スーペリアウィズペット オーシャンビュー(2名定員)」「スーペリアウィズペット インサイド」の3種類です。
「スーペリアウィズペット オーシャンビュー(4名定員)」は一番大きな部屋で、海の見える窓があります。2人分のベッドとソファーベッド、壁収納ベッドがあります。
「スーペリアウィズペット オーシャンビュー(2名定員)」も窓があり、2人分のチェアベッドがあります。
「スーペリアウィズペット インサイド」は窓がなく、ベッドとソファーベッド、壁収納ベッドがあります。

人専用の部屋に泊まって、イヌだけペットルームに預けることもできます。一人でも落ち着いて過ごせるイヌでしたら、こちらも使えそうです。
うちのワンコは長時間一人でいることに慣れていませんので、ちょっと料金が高かったのですが、「スーペリアウィズペット インサイド」にしました。

利用できないイヌ

狂犬病などの予防接種を受けていないイヌや無駄吠えするイヌなどは、乗船できないとのことです。また、利用できるイヌの数、大きさにも制限があります(イヌが大きかったり多かったりしなければ制限にはかかりません)。
詳しくは「利用規約」の項目3~5に書かれています。

乗船まで

予約

三井商船フェリー ウェブサイトの「予約・購入・変更」ページで予約しました。取れないといけないので、予約できる初日(乗船2か月前の平日)の9時(予約開始時刻)に、「開店直撃」で予約をしました1

料金は、人が15,730円×2人、ウィズペット使用料が16,000円で、合計47,460円でした。(人の料金は「WEB限定 さんふらわあ冬割」で安くなりました。通常料金は期間によって違い、一番安い「A期間」は18,500円です。)

乗り物酔いの薬を飲ませ/飲みました

うちのワンコは乗り物に酔いやすいようです。自動車やバスには特に弱く、すぐに酔って吐いてしまいます。船はさらに酔いやすいと思ったので、列車に乗る前に、かかりつけの動物病院からいただいた酔い止め薬を飲ませました。

人間も船に酔うかもしれないと思い、出航前に酔い止めの薬を飲みました。

大洗駅からフェリーターミナルまで歩きました

大洗駅までは列車で行きました。「17時30分までにフェリーターミナルにお越しください」2とのことでしたので、大洗に16時13分に到着する列車を利用しました。

「大洗駅」と書かれた壁の前、白いイヌが入ったキャリーと人の写真
写真1: 大洗駅の前で記念撮影。列車に乗ってきたので、ワンコはまだキャリーに入っています

駅からフェリーターミナルまでは歩いて移動しました。夕食は部屋でワンコと一緒に食べようと思い、途中コンビニに寄って買いました。
ワンコのお散歩も兼ねてゆっくり歩いたこともあり、(コンビニでの買い物時間を除いて)20分ちょっとかかりました。

フェリーターミナルのビルが右奥に見える写真。道を隔てて左手前に白いイヌとしゃがんだ人がいる
写真2: フェリーターミナルはもうすぐ

窓口での手続きから待合室へ

1階の窓口で乗船の手続きをしました。ウェブサイトで予約をしていたので手続きは簡単でした。

イヌについては、確約書にサインをしました。確約書には、「いざというときには人間を優先する」のようなことが書かれていましたが、これは覚悟するしかないですよね。

これで手続きは終わり。待合室で乗船開始を待ちました。

キャリーに入った白いイヌの写真。手前のテーブルには缶ビールやイヌのためのポーチが置かれています
写真3

食料を買い足しました

コンビニで夕食は買ったのですが、少し足りないものがあったので、フェリーターミナル入り口前の移動スーパーで買い物をしました。
ここには、アルコール飲料は売っていないそうです3

荷台に設置された棚でお弁当やお菓子を売っている車の写真。前方3分の2は冷蔵庫。車の横にも商品が並んでいます
写真4

イヌ関連

ウィズペットルームではワンコと一緒にいられます

今回使ったのは窓のない「スーペリアウィズペット インサイド」です。

部屋にはベッドとソファーベッドがあります。さらに、ベッドの上に壁収納ベッドがあり、3人まで寝られるようになっています。
奥にはテレビがあります。

部屋全体の写真。白いイヌが、ハーネスとおむつを着けて、ベッドとソファーベッドの間の床にいます。イヌには人が寄り添っています。手前にはスーツケースが、ベッドには服などが置かれています
写真5: 右がベッド、左がソファーベッドです

部屋の中ではイヌをケージやキャリーに入れる必要はありません。
ただ、イヌをベッドやソファーに乗せることは禁止されています。もし毛布などを汚してしまった場合は、毛布なら5,000円、交換費用を払うことになります。

犬用のベッドに座ってこちらを見る白いイヌの写真
写真6

移動で疲れていたところにアルコールが入り、あっという間に寝てしまいました。(おかげで夜中のうちに目が覚めて、甲板で星を見ることができました。)

ペットルームにはペット連れの人だけが入室できます

ペットルームに入るには部屋のキーが必要です。ペット連れの人だけが入室できます。

奥にペットを預けるケージがあり、右にある別の扉を入るとドッグランがあります。

ペットルームの自動扉の写真
写真7

「ウィズペット」ではない部屋に泊まって、ペットだけをペットルームに預けることができます。ケージは中型が12台、特大が1台あります。事前予約が必要です。
ペットルームは22時から翌日の8時まで入れなくなります。長時間一人でいるのが難しいイヌは辛いかもしれません。

上下2段、左右3段で並ぶペット用ケージの写真。各ケージに、番号と、ダイヤルキーらしきものがついている
写真8: 中型のケージの写真

特大ペット用のケージは、ペットルーム内の、南京錠付きの別室に置かれています。

扉のガラス越しにケージの一部と思われる金属の格子が見えている写真
写真9: 扉のガラスを覗くとケージが見えます

ドッグランではそこそこ走れます

ペットルームの中のさらに扉の向こうにドッグランがあります。(船の左右両側にあったようなのですが、乗っているときには気づきませんでした。)

足を洗う水場も備えられています。
また、ウンチ袋と、それを捨てる「Unchi Box(愛犬ウンチボックス)」も備えられています。

ドッグラン全体の写真。壁にイヌのシルエットと、風船ひとつずつに「DOGRUN」のそれぞれの文字が入った絵が描かれています。その右には「愛犬ウンチボックス」と水場が見えます
写真10

思い切り走れるほど広くはありませんが、行ったり来たりしてそこそこ走ることができ、うちのワンコも楽しそうです。

人と並んで走る白いイヌの写真。その右にはキャリーが置かれています
写真11
壁の前に立つ白いイヌの写真
写真12

移動は制限されています

ウィズペットルームとドッグラン以外の場所では、全身が隠れるキャリーなどにイヌを入れる必要があります。そして、キャリーに入れた犬を連れていけるのは、乗下船時と、ウィズペットルームとドッグランの間の移動だけです。(ですから、キャリーに入れていても、ラウンジや売店、食堂などにイヌを連れていくことはできません。)

廊下(プロムナード)でスーツケースとイヌのキャリーを近くに置いて立っている人の写真
写真13: イヌはキャリーに入って下船を待っています

ウェブサイトが充実していて参考になります

商船三井さんふらわあのウェブサイトに「ペットと一緒にご乗船のお客様へ」というページがあります。とても詳しく書いてありますので、ひととおり見ておくといいのではないでしょうか。
また、このページの「ご利用方法」からリンクされている「ペット利用規約」「ペット確約書」「ドッグラン利用規約」も利用を決める前に読んでおくといいと思います。

人関連

海を見ながら食事をしました

朝食は食堂4のビュッフェを利用しました5。1人1,200円でした。
2人でかわりばんこに食事をして、なるべくワンコが一人で部屋にいる時間が少なくなるようにしました。

お盆に載せた朝食の写真。載っているのは、食パン、菓子パン、コーヒー、納豆、味噌汁、水餃子、フライドポテト、卵焼き、ウィンナー、ミニトマト、千切り野菜
写真14: 和食と洋食が混在しているのは、欲張りなのではなく好きだから

海を見ながらゆったりと食事ができました。

食堂全体の写真。テーブルを囲んだ席とカウンター席、奥には窓が見えます
写真15
窓際の席に座る人の写真。窓の外には海が広がっています
写真16

展望風呂も気持ちよかった

お風呂は広くて気持ちよかった6。もちろん真水です。

脱衣所にはドライヤーや給水器がありますし、無料のロッカーもあります。

洗面所の写真。洗面台が4つあり、それぞれに鏡とドライヤー、椅子が備わっています。壁を隔てて赤ちゃん用のベッドが見えます
写真17

夜の甲板で星を見ました

扉を抜けると、自由に甲板7に出ることができます。

甲板の写真。ところどころ電灯に照らされています。右側に柵があり、左側に船の構造物が見えます
写真18

夜中でも出ることができましたので、カメラを手持ちして星の写真を撮ってみました。

星空の写真。下半分くらいに少し雲が見えます
写真19: 中央下に見えるいちばん明るい星が金星、左下端のわりと明るい星がうしかい座のアルクトゥールス、左上に星が集まっているのがかみのけ座です

ラウンジの椅子は利用しませんでした

ラウンジ8にはテーブルと椅子が置かれていて、自由に利用することができます。

でも、(キャリーに入れていても)イヌを連れてラウンジを利用することは規約上できません。ワンコを部屋に置いてラウンジでゆっくりしているとかわいそうなので、今回は利用しませんでした。

ラウンジの写真。左側に階段があり、そのさらに左は窓があります。右側にテーブルが並び椅子が囲んでいます
写真20

窓に向かって置かれた椅子もあります。

大きな窓に向かう2脚の椅子と小さなテーブルの写真
写真21

自動販売機の値段は高くない

何か所かに自動販売機が置かれています。観光地でときどきある割高な価格設定ではなく、街中で買うのと同じくらいの値段で買えました。

飲み物の自動販売機が並んでいる写真。自動販売機は、「紳士」と書かれたのれんの掛かった入り口の横にあります。3台中2台がアルコール飲料です
写真22

スナック菓子の自動販売機もありました。
こちらも、特別高い値段ではありませんでした。(例えば「柿の種」が120円。)

2台の自動販売機の写真。右がスナック菓子の自動販売機
写真23

通信関連

携帯電話はほぼつながりません

携帯電話はほぼつながりません9
海には基地局がないので、携帯電話の電波を受けることができないためです。
スマートフォンからインターネットにもつながりません。

ラウンジには公衆電話があり、電話をすることができます10。100円硬貨と一部の電子マネーが使えるようです。

通路の脇に置かれた電話機の写真。緑電話ですが、操作する部分が街中に置かれているものと違っています。「docomo」と書かれています
写真24

Wi-Fiはあるけどインターネットにはつながっていません

船内では専用のWi-Fiが提供されています11

ただし、インターネットにはつながっていません12ので、LINEなど、インターネットを使ったやりとりはできません。

ウェブゲームは・・・

では、船内のWi-Fiにつなぐとどうなるかですが、船内だけの「エンターテインメントSSQ (SunFlower Smart QUEST) サービス」という、映画約100タイトル13や到着地の観光情報、オリジナルのウェブゲームを、自分のスマートフォンやタブレット端末で無料で楽しむことができます。

ゲームですが、指定されたURL(アドレス)にアクセスすると「GAME PARK」というページがあり、いろいろなゲームが表示されます。
どんなものか、試しにやってみるのもいいのかなと思います。

「GAME PARK」には以下のようなゲームがありました。

  • マリーンファイト
  • さんたくクイズ(こどもむけ)
  • 3択クイズ(大人向け)
  • カラーパニック
  • Instinct
  • さんもくならべ
  • THE SELECT
  • Panzer Vor!

「マリーンファイト」をやってみました。
申し訳ないのですが、ギェギョポンは続けてやりたいとは思いませんでした。

下部に潜水艦が3隻あり、上部のタコ、サカナで爆発が起こっているような画像
写真25

テレビはちょくちょく固まります

今回利用した「スーペリアウィズペット インサイド」では、部屋にテレビがあります。
電波の状態があまりよくないらしく14、ちょくちょく画面が固まったり、画面にノイズが入ったりしていました。画面は固まっていて音だけが聞こえる、ということもありました。
ちゃんとテレビが見たいという人にはちょっと辛いかもしれません。15

その他便利な設備

キッズルーム

キッズルームもあります。「対象年齢は3~6歳」です。

ガラス張りの、10平方メートルくらいの部屋の写真。中にパステルカラーの遊具が見えます。ガラスに描かれた船の出す煙の複数の丸の中に「KIDS LAND」のそれぞれの文字が書かれています
写真26

リラクゼーションチェア

有料のリラクゼーションチェアを利用することもできます。

通路に沿って、壁とパーティションに囲まれて椅子が置かれている写真。椅子はおそらく3脚ありますが、1脚しか見えません
写真27

ランドリー

ランドリーも備えられています。

有料の、4台の洗濯機と乾燥機が設置されていました。

洗濯機の上に乾燥機がついたものが2台並んでいる写真
写真28: 向かいにもう2台が置かれています

ゲームセンター

小さなゲームセンターがあります。UFOキャッチャー大2台、小2台、スロットマシン5台が置かれていました。(もう1台、呼び名がわかりませんが、棒で押して商品を落とすゲーム機も設置されていました。)

ゲームセンターの写真。右の壁にUFOキャッチャー、左の壁にスロットマシンが並べられています。奥の壁にその呼び名のわからないゲーム機が置かれています
写真29

売店

売店16にはお土産や生活用品、お菓子、雑誌などが置いてあります。

売店を外から見た写真。明るい店内に様々な商品が並べられています
写真30

他にもいろいろ

他にも以下のような設備があります。大きなホテル17にいるようで便利でした。

  • 給湯室
  • 多目的トイレ
  • 案内所
  • ベビールーム

関連情報

参考

その他

脚注

  1. 今回なにもわからなかったので予約を急ぎましたが、そんなに焦って予約をする必要はなかったのかもしれません。
  2. 出航の2時間15分前にあたります
  3. アルコール飲料はコンビニで十分買っておいたので、買い足す必要はありませんでした。
  4. 公式サイトでは「レストラン」。
  5. 夕食はコンビニで買ったものを部屋で食べましたので、食堂は利用しませんでした。
  6. 風呂の水面がゆっくり上下していました。海が荒れているときは上下の動きが結構激しくなるのかもしれません。
  7. 公式サイトでは「デッキ」。
  8. 公式サイトでは「プロムナード」。
  9. 「船内Q&A」の「船内で携帯電話は使えますか?」や「船内での通信機器のご利用に関して」にも書かれています。
  10. 確認はしませんでしたが。
  11. 「船内Q&A」の「船内にWi-Fiはありますか?」にも書かれています。リンク先には「Wi-Fiはございません」と書いてありますが、「Wi-Fiはあるけどインターネットにはつながっていない」というのが正確な言い方ではないかと思います。
  12. 携帯電話の電波が受かりませんので、もしモバイルルーターなどを持ち込んでも、やはりインターネットにはつながらないと思われます。
  13. どんなタイトルがあるか見そびれてしまいました。
  14. おそらく陸で発信されている電波を受けているのだと思います。
  15. これはこれで、足りない情報を想像で埋めるのが楽しかったりします。
  16. 公式サイトでは「ショップ」
  17. テレビなどで見るだけで、実際に泊まったことはほとんどありませんが。
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