2024年の主な天文現象と暦

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こんにちは、ギェギョポンです。

2024年の天文現象と暦を表にまとめました。天文現象としては、主に肉眼で見ることのできる現象を取り上げています。
ボタンを押すことで、特定の行だけを表示させることができます。また、見たい月にジャンプすることができます。

夜空を眺めるときなどの参考になればと思います。

本文

概況

2024年には日食が2回、月食が1回起こりますが、いずれも日本で見ることはできません。
12月8日に、本州と四国の多くの地域で見ることができる土星食(月の向こうに土星が隠される現象)が起こります。
三大流星群のうち8月のペルセウス座流星群は、月が夜半前に沈んだ後、良い条件で見ることができます。

金星は2月頃までは明け方の東の空に、9月頃からは夕方の西の空に見えます。火星は4月頃から明け方の空に見え始め、その後は、明るさを増しながら、早い時刻に見えるようになっていきます。9月8日に土星が、12月8日に木星が衝を迎え、前後の数か月間見やすくなります。

紫金山・アトラス彗星1が、10月中旬に日の入り後の西の空で肉眼で見える明るさになるかもしれません。2

天文現象と暦の一覧表

表示する日を限定

表の各月にジャンプ

日付3祝日・休日二十四節気
・雑節
月の暦4惑星の暦5天文現象6
1月
1月1日(月)元日
1月2日(火)
1月3日(水)地球が近日点を通過
1月4日(木)下弦しぶんぎ座流星群が極大(月・極大とも状況が悪い)
1月5日(金)
1月6日(土)小寒
1月7日(日)
1月8日(月)成人の日
1月9日(火)月と金星が接近
1月10日(水)月と水星が接近
1月11日(木)新月
1月12日(金)水星が西方最大離角
1月13日(土)
1月14日(日)月と土星が接近
1月15日(月)
1月16日(火)
1月17日(水)
1月18日(木)土用の入り上弦
1月19日(金)月と木星が接近
1月20日(土)大寒
1月21日(日)
1月22日(月)
1月23日(火)
1月24日(水)
1月25日(木)
1月26日(金)満月
1月27日(土)
1月28日(日)
1月29日(月)
1月30日(火)
1月31日(水)
2月
2月1日(木)
2月2日(金)
2月3日(土)節分下弦
2月4日(日)立春
2月5日(月)
2月6日(火)
2月7日(水)
2月8日(木)月と金星が接近
2月9日(金)
2月10日(土)新月
2月11日(日)建国記念の日
2月12日(月)休日
2月13日(火)
2月14日(水)
2月15日(木)月と木星が接近
2月16日(金)
2月17日(土)上弦
2月18日(日)
2月19日(月)雨水
2月20日(火)
2月21日(水)
2月22日(木)
2月23日(金)天皇誕生日
2月24日(土)満月 / 最も遠い満月
2月25日(日)
2月26日(月)
2月27日(火)
2月28日(水)水星が外合
2月29日(木)土星が合
3月
3月1日(金)
3月2日(土)
3月3日(日)
3月4日(月)下弦
3月5日(火)啓蟄
3月6日(水)
3月7日(木)
3月8日(金)
3月9日(土)
3月10日(日)新月
3月11日(月)
3月12日(火)
3月13日(水)
3月14日(木)月と木星が接近
3月15日(金)
3月16日(土)
3月17日(日)彼岸の入り上弦海王星が合
3月18日(月)
3月19日(火)
3月20日(水)春分の日春分
3月21日(木)
3月22日(金)
3月23日(土)
3月24日(日)
3月25日(月)満月水星が東方最大離角
3月26日(火)
3月27日(水)
3月28日(木)
3月29日(金)
3月30日(土)
3月31日(日)
4月
4月1日(月)
4月2日(火)下弦
4月3日(水)
4月4日(木)清明
4月5日(金)
4月6日(土)月と火星が接近
4月7日(日)
4月8日(月)
4月9日(火)新月皆既日食(日本では見られない)
4月10日(水)
4月11日(木)月と木星が接近 / 火星と土星が接近
4月12日(金)水星が内合
4月13日(土)
4月14日(日)
4月15日(月)
4月16日(火)土用の入り上弦
4月17日(水)
4月18日(木)
4月19日(金)穀雨
4月20日(土)
4月21日(日)
4月22日(月)4月こと座流星群が極大
4月23日(火)
4月24日(水)満月
4月25日(木)
4月26日(金)
4月27日(土)
4月28日(日)
4月29日(月)昭和の日
4月30日(火)
5月
5月1日(水)八十八夜下弦
5月2日(木)
5月3日(金)憲法記念日
5月4日(土)みどりの日月と土星が接近
5月5日(日)こどもの日立夏火星食(昼間,全国) / 月と火星が接近
5月6日(月)休日みずがめ座η流星群が極大
5月7日(火)
5月8日(水)新月
5月9日(木)
5月10日(金)水星が西方最大離角
5月11日(土)
5月12日(日)
5月13日(月)天王星が合
5月14日(火)
5月15日(水)上弦
5月16日(木)
5月17日(金)
5月18日(土)
5月19日(日)木星が合
5月20日(月)小満
5月21日(火)
5月22日(水)
5月23日(木)満月
5月24日(金)
5月25日(土)
5月26日(日)
5月27日(月)
5月28日(火)
5月29日(水)
5月30日(木)
5月31日(金)下弦月と土星が接近
6月
6月1日(土)
6月2日(日)
6月3日(月)月と火星が接近
6月4日(火)
6月5日(水)芒種金星が外合
6月6日(木)新月
6月7日(金)
6月8日(土)
6月9日(日)
6月10日(月)入梅
6月11日(火)
6月12日(水)
6月13日(木)
6月14日(金)上弦
6月15日(土)水星が外合
6月16日(日)
6月17日(月)
6月18日(火)
6月19日(水)
6月20日(木)
6月21日(金)夏至
6月22日(土)満月
6月23日(日)
6月24日(月)
6月25日(火)
6月26日(水)
6月27日(木)月と土星が接近
6月28日(金)
6月29日(土)下弦
6月30日(日)
7月
7月1日(月)半夏生
7月2日(火)月と火星が接近
7月3日(水)月と木星が接近
7月4日(木)
7月5日(金)地球が遠日点を通過
7月6日(土)小暑新月
7月7日(日)
7月8日(月)
7月9日(火)
7月10日(水)
7月11日(木)
7月12日(金)
7月13日(土)
7月14日(日)上弦
7月15日(月)海の日
7月16日(火)
7月17日(水)
7月18日(木)
7月19日(金)土用の入り
7月20日(土)
7月21日(日)満月
7月22日(月)大暑水星が東方最大離角
7月23日(火)
7月24日(水)
7月25日(木)土星食(昼間,南鳥島を除く全国) / 月と土星が接近
7月26日(金)
7月27日(土)
7月28日(日)下弦
7月29日(月)
7月30日(火)みずがめ座δ南流星群が極大 / 月と火星が接近
7月31日(水)月と木星が接近
8月
8月1日(木)
8月2日(金)
8月3日(土)
8月4日(日)新月
8月5日(月)
8月6日(火)
8月7日(水)立秋
8月8日(木)
8月9日(金)
8月10日(土)伝統的七夕
8月11日(日)山の日
8月12日(月)休日ペルセウス座流星群が極大(月・極大とも状況が良い)
8月13日(火)上弦
8月14日(水)
8月15日(木)火星と木星が接近
8月16日(金)
8月17日(土)
8月18日(日)
8月19日(月)水星が内合
8月20日(火)満月
8月21日(水)月と土星が接近
8月22日(木)処暑
8月23日(金)
8月24日(土)
8月25日(日)
8月26日(月)下弦
8月27日(火)月と木星が接近
8月28日(水)月と火星が接近
8月29日(木)
8月30日(金)
8月31日(土)二百十日
9月
9月1日(日)
9月2日(月)
9月3日(火)新月
9月4日(水)
9月5日(木)水星が西方最大離角
9月6日(金)
9月7日(土)白露
9月8日(日)土星が衝
9月9日(月)
9月10日(火)
9月11日(水)上弦
9月12日(木)
9月13日(金)
9月14日(土)
9月15日(日)
9月16日(月)敬老の日
9月17日(火)中秋の名月月と土星が接近
9月18日(水)満月部分月食(日本では見られない)
9月19日(木)彼岸の入り
9月20日(金)
9月21日(土)海王星が衝
9月22日(日)秋分の日秋分
9月23日(月)休日
9月24日(火)月と木星が接近
9月25日(水)下弦月と火星が接近
9月26日(木)
9月27日(金)
9月28日(土)
9月29日(日)
9月30日(月)
10月
10月1日(火)水星が外合
10月2日(水)
10月3日(木)新月金環日食(日本では見られない)
10月4日(金)
10月5日(土)
10月6日(日)
10月7日(月)
10月8日(火)寒露10月りゅう座流星群が極大
10月9日(水)
10月10日(木)
10月11日(金)上弦
10月12日(土)
10月13日(日)
10月14日(月)スポーツの日
10月15日(火)月と土星が接近
10月16日(水)
10月17日(木)満月 / 最も近い満月
10月18日(金)
10月19日(土)
10月20日(日)土用の入り
10月21日(月)月と木星が接近
10月22日(火)オリオン座流星群が極大
10月23日(水)霜降
10月24日(木)下弦月と火星が接近
10月25日(金)
10月26日(土)
10月27日(日)
10月28日(月)
10月29日(火)
10月30日(水)
10月31日(木)
11月
11月1日(金)新月
11月2日(土)
11月3日(日)文化の日
11月4日(月)休日
11月5日(火)おうし座南流星群が極大 / 月と金星が接近
11月6日(水)
11月7日(木)立冬
11月8日(金)
11月9日(土)上弦
11月10日(日)
11月11日(月)月と土星が接近
11月12日(火)おうし座北流星群が極大
11月13日(水)
11月14日(木)
11月15日(金)
11月16日(土)満月水星が東方最大離角
11月17日(日)天王星が衝しし座流星群が極大 / 月と木星が接近
11月18日(月)
11月19日(火)
11月20日(水)
11月21日(木)月と火星が接近
11月22日(金)小雪
11月23日(土)勤労感謝の日下弦
11月24日(日)
11月25日(月)
11月26日(火)
11月27日(水)
11月28日(木)
11月29日(金)
11月30日(土)
12月
12月1日(日)新月
12月2日(月)
12月3日(火)
12月4日(水)
12月5日(木)月と金星が接近
12月6日(金)水星が内合
12月7日(土)大雪
12月8日(日)木星が衝土星食(根室と鹿児島を結ぶ線より南東) / 月と土星が接近
12月9日(月)上弦
12月10日(火)
12月11日(水)
12月12日(木)
12月13日(金)
12月14日(土)ふたご座流星群が極大(月の状況が最悪)
12月15日(日)満月月と木星が接近
12月16日(月)
12月17日(火)
12月18日(水)月と火星が接近
12月19日(木)
12月20日(金)
12月21日(土)冬至
12月22日(日)
12月23日(月)下弦
12月24日(火)
12月25日(水)水星が西方最大離角
12月26日(木)
12月27日(金)
12月28日(土)
12月29日(日)月と水星が接近
12月30日(月)
12月31日(火)新月

星を見るのによいのはどんなときか(チョコっと解説)

月の影響

月が明るいと、暗い星が月の明るさに隠されて見えなくなってしまいます。ですから、月が出ていないときや、出ていても明るくないときが、星を見るのによい時期です。
(都市部だと、地上の明かりの影響が月以上に大きいのですが。)

満月の頃は、月が明るい上に一晩中出ていますので、星を見るのには適していません
反対に新月の頃は、月が暗い上に、月が太陽の近くにあり、月が出ている時間が短いため、星を見るのに適しています。(新月前であれば日の出に近くなるまで月が出ませんし、新月後であれば日の入り後すぐに月が沈みます。新月の前後1日くらいは、月が太陽に大変近いため見えません。)
上弦の頃の月は夜中頃に沈みます。月が沈んだ後は星を見るのに適しています
下弦の頃の月は夜中頃に昇ります。月が昇る前は星を見るのに適しています

惑星の見頃

外惑星(木星、土星、天王星、海王星)は「衝(しょう)」の頃に見頃となります。「衝」というのは、惑星が太陽とは反対方向に位置することです。
このころ惑星は、日の入りの頃に出て、日の出の頃に沈みますので、一晩中見ることができます。また、衝の頃の惑星は、地球の軌道の大きさの分地球から近くなり、大きく明るく見えます。

水星は「東方最大離角(とうほうさいだいりかく)」「西方最大離角(せいほうさいだいりかく)」の頃に見頃となります。「最大離角」というのは、水星・金星が太陽から最も大きく離れることです。「東方最大離角」は東に向かって離れることで、日の入り後の西の空に見えます。反対に「西方最大離角」は西に向かって離れることで、日の出前の東の空に見えます。
水星は太陽から大きく離れることがありませんので、夜中に見えることはありません。また、東方・西方最大離角の頃でも、空の大変低いところに見えますので、しっかり探さないと見つからないかもしれません。

金星も太陽から大きく離れることがありませんので、夜中に見えることはありません。しかし、明るいため、「合(ごう)」に近い時期を除けば、夕方の西の空か、明け方の東の空に見ることができます。夕方見えるときには「宵の明星(よいのみょうじょう)」と呼ばれ、明け方に見えるときには「明けの明星(あけのみょうじょう)」と呼ばれます。
「合」というのは、惑星が太陽と同じ方向に位置することです。水星・金星の場合「合」は2種類あり、太陽と地球の間にある場合を「内合(ないごう)」、太陽の向こう側にある場合を「外合(がいごう)」と言います。合の頃は太陽に近い方向にあるため、簡単に見ることはできません。

月と惑星の接近の見頃

太陽・月・惑星は星空の中の同じような場所を通って移動しています。月は約1か月で星空を1周するため、動きの遅い惑星とは、1か月に1回ほどの頻度で接近することになります。

このページの表では月と惑星や惑星同士が同じ方向になる日時7を元に日付を示していますが、そのときに日本で見やすいとは限りません。状況によっては、その前後の日のほうが近づいて見えることがあります

流星群の見頃

極大前後に最も多くの流星が出現します。出現する流星の数は、極大に向かってだんだん多くなり、極大を過ぎるとだんだん少なくなります。流星群の活動がどのくらいの期間続くのかは、流星群によって違います。極大の時刻などによっては、極大の日の夜よりも、前日の夜のほうが多くの流星が出現する場合があります。

ただし、流星群によって、あるいはひとつの流星群でも年によって、上記の一般的な説明に当てはまらないことが起こる場合があります。

関連情報

データソース

関連

その他

脚注

  1. 彗星を一意に識別する符号は「C/2023 A3」です。
  2. 彗星の明るさの予測は簡単ではありません。時期が近づくとだんだんと精度が上がりますので、最新の情報に注目してください。
  3. 土曜日に青色、日曜日・祝日・休日に赤色をつけています
  4. 新月・上弦・満月・下弦、伝統的七夕、中秋の名月、最も近い・遠い満月を表示しています。
  5. 惑星現象(合・衝・最大離角・最大光度)、地球の近日点通過・遠日点通過を表示しています。
  6. 日食、月食、惑星の太陽面通過、見やすい惑星食(惑星が月に隠される現象)、主な流星群、見やすい月と惑星・惑星同士の接近を表示しています。
  7. 赤経の合になる日時を示しています。
  8. 満月の日時から月の地心距離を計算しました。
  9. 天王星・海王星の食は除きました。
  10. 月と惑星・惑星同士の接近は、月と惑星・惑星同士の合を検索し、そこから比較的見やすいもの(東京付近で見たときに日の出30分前・日の入り30分後の高度が10度程度以上あるもの、天王星・海王星を除く)を選びました。
  11. 満月の日時から月の地心距離を計算しました。
  12. 天王星・海王星の食は除きました。
  13. 月と惑星・惑星同士の接近は、月と惑星・惑星同士の合を検索し、そこから比較的見やすいもの(東京付近で見たときに日の出30分前・日の入り30分後の高度が10度程度以上あるもの、天王星・海王星を除く)を選びました。
  14. 月・惑星の接近の状況などを確認するのに使いました。
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